Mind

ランドセルへの思い

お子様が誕生してから小学校ご入学を迎えるまでの間、親御さま、ご家族のみなさまにとっては、まさに走馬灯のような日々だったことと拝察いたします。
まだ赤ちゃんだと思っていたら、気がつけばもう小学生に。泣きべそだった子も、やんちゃだった子も、みないつの間にか大きくなりました。わたしも、我が子のそんな姿に嬉しくもあり、少し寂しく感じた思い出がございます。

小学校入学は、親御さまにとっては育児の一区切りなのかもしれません。また、お子様にとっては、新しい環境へ新しい一歩を踏み出すときです。その大切なご家族の思い出の一コマに、彩(いろどり)を添えるのがランドセルではないでしょうか。

満開の桜の木の下で、ランドセルを背負った愛らしいお子様の姿は、わたしたちに、未来への希望、癒しと幸福を与えてくれます。

創業以来94年の長きにわたって、その姿を見続けてこられたことは、まさに鞄屋冥利に尽きると言っても過言ではございません。

代々ご愛顧を賜りましたお客様へは、感謝の気持ちで一杯です。これからもランドセルを通じて、ご恩返しをしていければ幸いです。零細企業ゆえ、決して多くは造れませんが、地道にひとつひとつ納得のいく、本当に良いものだけをお届けしてまいりたいと存じます。

株式会社モギカバン店 代表取締役 茂木 理亨

モギカバン ランドセルへの思い

【左】理亨(3代目)   【右】公之介(4代目)

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